一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

今までに何回か交渉について書いてきた。

それから私もさらに交渉の経験を重ね、交渉というものの必要性を再度認識した次第だ。

交渉のポイントとしては、

・相手のメリットを見極める
・自分のメリットを把握する
・自分から相手に交渉を持ちかける場合は、相手に少し有利な条件にして持ちかける
・相手から交渉を持ちかけられてもう少しいけると感じた場合は、ほんの少しプラスαを言ってみる
・相手から交渉を持ちかけられて妥当だと思った場合は、プラスαを言わずに即決する
・相手から交渉を持ちかけられた場合、相手がこちらのメリットを把握してない場合ははっきりとNoと言う
・交渉にはタイミングが重要であり、一時は互いのニーズがマッチしても時間軸が変わるとマッチしないことが多々ある

このあたりだ。

上記のエッセンスはSESの面談でも非常に使える。

相手が「今」欲しい人材と自分のスキルがマッチしたら入場まで進める。
しかし、マッチしたけど迷って時間が経ってしまった場合は、他の人材が採用されてしまい、その後いくら自分がアピールしても入場まで辿り着かない。

単価交渉もありだが、欲張り過ぎると成り立たない。
提示された単価が相場通りと感じたら即決することも必要。
もし低いと感じたら、自信の付加価値を提示して少し上げて交渉しても良い。

交渉のポイントを上記に書いたが、交渉は知識として持っているだけでは意味が無く、自分自身で体得すべきスキルだ。
水泳の本を読んで水泳の知識を身に付けただけでは泳げないのと同じ。
最初は苦しい思いをしながら繰り返しプールに飛び込んでこそ泳げるようになる。
交渉もその場に飛び込んで繰り返し失敗と成功を経験してこそ身に付く。

リアルでもバーチャルでも良いので、交渉の経験を積める場があることに気付いたら、ぜひ飛び込んでみよう。

これは、学校では教えてくれない知識・経験だ。

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今成 匡志

IT業界20年、その中でフリーランスSEは10年になる40代エンジニアです。 新卒と35歳のときにリストラに会った氷河期世代でもあります。 個人的に最も興味あるのは、技術メインではなく「仕事が出来て稼げるSEはどのような性質があるか?」という点です。 もちろん技術そのものにも興味がありますし、技術がどのように世の中に使われているか?ということにも興味があります。 上に挙げたような切り口から記事を書いていきたいと思います。

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