お産の時の「いきみ」
いきむときは、子宮口が10センチ
全開になった時点で行います。それより先にいきむと、出血の原因になったり、子宮口の浮腫にもつながるためです。
たまに、後少しだから少しいきんでみて子宮口を広げてみることもします。
いきむってどうやるんですか?とよく聞かれます。少し言いづらいのですが、お通じをする時と似ています。力の入れ方は一緒です。
ただそれに加えて大切なことがいくつかあります。
足を開く、痛くて閉じてしまいそうになりますがしっかり開きます。
痛みがきたら、その痛みのピークに合わせて3回ほど続けていきめたらバッチリです。
いきむときは大きく息を吸い込んだ後に息を止める。声が出てしまうと力が逃げてしまいます。
目を開きおへそを見るように少し前屈みになる。目を瞑ると、目の周りに力が入ってしまったり、結膜下で出血してしまうこともあります。
分娩台についてるレバーを思いっきり引っ張る。押してしまう方が多いですが、引っ張ります。引っ張り方も肘を曲げて重い袋を持っているようにするとなお良いです。
これが確実にできれば
赤ちゃんも最短で出てこれます。
助産師として、ママにやってほしいことは簡潔に、確実に伝えないと痛みでパニックになってしまうママを誘導することができません。