皆様いかがお過ごしでしょうか。
先月に続いて「思考停止」してしまう要因などについて、自分の中で思い巡らせたことを記します。
思い返してみると学生時代には、正解のない問いに対してどうアプローチしていけばいいのかという訓練を受けた記憶が殆どないため、特に社会人になりたてのころなどは尚更、正解がない状況の解決策を考えることが非常に苦手でした。
また学校で、その先にある入学試験では「素早く正解に至れること」が要求され、そのように叩き込まれるような雰囲気の中で育ってきました。そのため、なかなか答えが得られないことに、モヤモヤとした居心地の悪さを感じてしまいがちです。
そのことと、「考える力の低下」とは大きく関係しているのではないか?と、内省しています。
ひとつひとつの問いに対して、じっくり考えることができない。そして、すぐに答えを欲しがる。その結果、テレビや新聞などが与えてくれる「手っ取り早い結論」に、すぐに飛びついてしまう。
思考停止状態から抜け出し、考える力を取り戻すためには、この答えをすぐに求めるというクセを、いったん止めてみる…「正解はひとつしかない」、「正解には素早く至らなければならない」という、過去からの呪縛を解いてみる。
正解はひとつではないし、急いで答えを出す必要もない場合があるということですね。
実際に何もやっていないうちは、何が正しいかは誰にもわかりません。
本日は、ありがとうございました。
また来月に投稿させていただきます。