一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 問題解決に必要な「考える力」とは

現代はICTの飛躍的な発展に伴い、単に多くのことを記憶していることの価値が下がり続けています。
そんな時代だからこそ、自分の頭で考える力を身につけたいものです。

「考える力」とは、情報や状況を分析し、自分自身の理解や解釈を形成する能力。
これは単なる知識の蓄積とは異なり、知識を応用し、新しい視点を見つけ出す能力とも言い換えられ、
主なものとして、論理的思考、創造的思考、批判的思考が挙げられます。

論理的思考とは、物事を順序立てて理解し、因果関係を明確にする能力を指します。

例えば、ある問題の原因と結果を分析し、その解決策を考えるときに必要となります。

また、先々の問題が山積みの状況では、既存の枠組みを超えて新しいアイデアや方法を見つける創造的思考が試されます。

過去のデータやルールを一旦無視して自由に想像することで、斬新な解決策が導き出されるかもしれません。

さらに、多くの情報が溢れている現代社会においては、情報の正確性や信頼性を見極める批判的思考を持ち、
適切に判断し行動することが求められます。

物事を様々な角度から検証していくことで、物事の真の姿を突き詰めていく必要があります。

 

これらは三大思考法と呼ばれ、ビジネスの現場の課題解決の糸口として注目されています。

「考える」とは、これらの思考を巡らせる営みそのものであり、

この力こそが、現実の課題に対して効果的な解決策を見つけ出し、問題解決に向けた前進の駆動力となります。

そして、考える力は、生まれつきの才能ではなく、経験や学習を通じて養われるものであり、
読書や対話、実際の経験を通じて、多様な視点や考え方を取り入れることで、この力はより強化されるのです。

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岩井 秀樹

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