7月の終わりから1ヶ月間、夏期講習でした。
普段、塾の授業は平日夕方なので、
生徒が塾にいる時間は長くても4~5時間くらいです。
ですが、講習期間となると、
朝は9時から夜は21時までいます。
生徒は入れ替わりますが、その間、
私は1日中塾に貼り付いていなければなりません。
夏期講習の場合、これが1ヶ月続きます。
体力的に、かなり大変です。
そんな夏期講習ですが、いちばん大変なのは「受験生」です。
当塾は「高校入試」がメインの塾になるので、
「中学3年生」が受験生に当たります。
この「中学3年生」がどれだけ講習に参加するか。
それによって、講習の大変さが決まります。
ただ、例年講習といっても、そこまで多くの受験生が
参加することはありませんでした。
ご家庭の予算の都合もあります。
積極的に参加する受験生は数名でした。
ところが、今年。
一番授業時間が長いコースに申し込んだ受験生が全体の1/4。
いつもなら1人いるかいないかのコースに
たくさん申し込みがあり、焦りました。
「受験生が頑張る以上、
こちらも頑張らなければならない」
その思いで、1ヶ月、必死に授業を行いました。
「無事に終わらせることができるだろうか…」
と不安を抱えながらの夏期講習でしたが、
しっかりと準備をしながら進めることができたので
予想よりもスムーズに運営することができました。
「やれやれ、無事に終わった…」
と安心し、「少しゆっくりできるかな」と思っていたら
体に異変が生じます。
耳が急に聞き取りづらくなってしまいました。
常に耳が詰まっているような状態。
あわてて耳鼻科に行って診てもらったところ
「低温性難聴」との診断でした。
原因は不明ですが「ストレス」からなる病気のようです。
講習中に張り詰めていた糸が切れ、
ホッとしたところに体の異変が生じたように思います。
幸い薬も効いて、だいぶ症状は治まってきています。
ですが、来年以降もこの調子でやっていたら、
「いつか体を壊してしまうかも…」
という心配を抱くようになりました。
私もそれほど若くはありません。
普段から運動をして鍛えている自負があるので、
多少自分の体力に過信がありました。
ですが、来年以降は自分の体調をみながら
講習を運営していかなければならないな。
そう思いました。