一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか の本の感想

最近ようやく読みました。

中身としては、戦後から現代までの読書の歴史が全体の約70%、20%が働き方について、残りが本書の主題に関する内容です。

結論を急ぐ方には序章と第9章の210ページまでを先に読むのがおすすめです。ページ239には、労働と読書の歴史をまとめた表があり、これを確認してから全体を読み返すと、理解が深まるでしょう。

時間がない方には、ページ201~207と234が特に有益です。これらのページでは、なぜ現代の働く人々が本を読む時間を持てなくなったのかが説明されています。主な理由としては、新自由主義改革が進んで社会に適応しようとする過程で、自己実現を求める潮流が強まり、余暇の時間が減ったことが挙げられます。スマホに依存する傾向も、背景や文脈を無視して短時間で欲しい情報を得られるためと考えられます。

本書の結論としては、「もっと力を抜いて考えて生きよう」というメッセージが強調されています。資本主義社会では、全力で取り組むことが美徳とされがちですが、これに対抗するために、プライベートを犠牲にせず、バランスを取ることが重要だと述べられています。この考え方には共感できる部分が多く、自分の仕事にもこのスタンスを取り入れています。

また、ひろゆき氏についての言及もありました。彼を批判的に捉えている方には、ページ198~201を読むことで、彼の情報発信に対する理解が深まるでしょう。ひろゆき氏は、ざっくりとした情報で社会的な影響力を持ち、特定の人物や考え方を簡潔に批判することで注目を集める方法に長けていると分析されています。

全体として、自己実現と労働、そして読書の関係について深く考えさせられる一冊でした。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

 

別のところに書いたおおもとの文を元にChatGPTに出力してもらって、少し言い回しを変えたらこんな感じになりました

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三村 峻

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