【アベノミクス❶】
財務省による増税と緊縮財政により、慢性的なデフレから抜け出る兆しは見えず、GDPは20年以上横ばいが続いていた。日本にいるとそれが当たり前のように思えるが、こんな国はない。異常な状態なのだ。世界のGDP成長率ランキングでは、ソマリアやガンビアと並び、ワースト5位という惨憺たる状態だった。
結論から言えば、アベノミクスによって、日本のGDPは11%増加する。株価は7,000円台から25,000円近くにまで上昇。70円台という超円高も、110円台にまで回復した。
雇用も、有効求人倍率が0.6程度だったものが1.08、つまり一人に一つ以上の仕事がある状態となる。これはバブル期以降初めてのことだった。それに連れて、1998年以降毎年3万人以上の自殺者数は、2万人台に下がり、その後も下がり続けている。
アベノミクスによって自殺者が多数出たと批判する人たちは、このような事実を無視している。
GDP成長率は、G7の中でもトップとなる。
それでは、アベノミクスとはどんなものだったか。
キーワードは、三本の矢である。
第一の矢
異次元の金融緩和
第二の矢
機動的な財政出動
第三の矢
民間投資を喚起する成長戦略