年々目覚ましくグラフィック技術が発展していく3D業界で登場するキャラクターや世界観は、実写と見紛う程日々リアルに進化していっています。
毎年のように新しいツール・ソフトが開発され何を使うのが正解なのか?今の制作工程に不備がないか?等をよく見直したりします。
ハイクオリティな作品を一つ仕上げるためにUV展開・テクスチャ・スカルプト・リギングといった多くの工程でアップデートされた機能やアセットを使用したりもしますがリアルで美しい3Dモデルは、どれだけ年月が経過しツールが進化したとしても原点であるポリゴンの制作が本当にきれいに作られていると感じます。
その物体の体構造や筋肉の流れ等を意識することで何を表現したいのか、どこに力を入れて制作されたのかが着色やスカルプトをせずともそのオブジェクトから伝わってくるくらい丁寧に作られているものが多いです。
今後も使用しているソフトやツールは日々進化し、3D制作にも大きな力になっていくと思いますが、ツールだけに頼るのではなく初めてモデリングを勉強した時の基礎を大切にし、良いものを作り上げるのは「道具」ではなく「人」であることを忘れずに自分の技術を磨いていきたいです。