一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

今月から年末まで、1年の中でも特に忙しい時期となり

日々が目まぐるしく回転し続ける中で、自分へ与えられる娯楽は目に見えて限られる。

私は映画が好きなのだが、繁忙期にも関わらず欲張って、映画館で2本の映画を見ることができた。

 

一つめは、漫画家の藤本タツキ先生が原作の『ルックバック』

どのような分野にも必ず存在する”天才”と、そうではない者の葛藤。

 

二つめは、人気ドラマと繋がりのある世界線が舞台の『ラストマイル』

下請けのさらに下請け業者たちが、決死の思いで繋ぐ世界。

 

どちらも娯楽の領域を超えて、私は静かに目を伏せ考えざるを得ない内容であった。

 

”個性のようなもの”を売りに仕事をしているが、見る人が見ればただの量産型。

そんな末端の私でも、人々を喜ばせるためのパーツとなれている。

 

忙しくなるほどに自分の現在地を見失ってしまう。

それでも、私はここにいてもいいんだと思いながら、小さな一つの歯車を回す。

ただし、今までと同じ日々のように見える別の日々が回るような感覚。

そんな思いを抱ける作品であった。

The following two tabs change content below.

清水 孝行

最新記事 by 清水 孝行 (全て見る)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア