今年最後の投稿です。前回の続きです。
通信においては、シリアル(直列)通信が主流だとお話しました。インターネットも然りです。
シリアル通信の世界においては、色々なプロトコルが提案され、実際に利用できるものもあります。
現在でも利用されているものもありますが、かろうじて生き残っているという感じは否めません。
パラレル通信の代表であったプリンターへの出力は、いまやほぼすべてシリアル通信(USBやWiFi含む)になっていますので近い将来無くなると思われます。
最近の通信速度は、数年、数十年前と比較して飛躍的に進化しています。顕著なのは、皆さんもご存じ、「イーサネット」ですね。
「Ethernet」(イーサネット)とは、そもそも「エーテル(Ether)」と「ネットワーク(Network)」の造語です。
エーテル(Ether)とは何かというと「得体のしれないもの」という意味です。つまりこの言葉は宇宙科学から来ていると思います。
宇宙空間にはエーテル(Ether)があり、このエーテルが光あるいは電磁波を媒介していると考えているからです。そこからきた言葉ですね。
ちなみに、エーテルは日本語的な呼び名であり、正式にはイーサーと言われていますね。
「得体のしれない通信ネットワーク」が「イーサーネット」とゼロックス社やシスコ社が言ったことから始まっています。多分。。。
名前の由来はさておき、本題に進みます。
ネットワークの基本は、1対1の通信であり、それ以外はありません。
1対多あるいは、多対多といった通信もあるように思われますが、基本的には1対1しか無いのです。
これは、人類においても同じです。会話をする際に複数人と同時に対話ができるはずがありませんよね。
多対多を実現していると思われるけど、全てはシリアル、つまり1対1に行きつくのです。
発信者が受信者を特定できないというのが理由なのですが、ハードウエアの世界もひっくるめて考えると、
何千億のPC(スマホや組込デバイス含む)同士が正確に通信できる理由は何かを考えてみると、面白いですよ。
という事で、来年からは趣向を変えて投稿いたします。いかんせん、古い人間なので、画像とかのアップができずに申し訳ないと思いますが、来年もよろしくお願いいたします。