一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

先月、RDSの知識を仕入れるためにChatGPTを使うようになってから、本格的にChatGPTを仕事に取り入れる癖がついてきた。

私は古い世代のエンジニアなのでPC-9801やMS-DOSの頃から少しずつPCに触れており、Google検索が頻繁に使われる前からシステム開発に携わってきた。

Google検索が広まる前は開発者が何を頼りに調べていたかというと、技術書だ。
主要な技術書をPCの横に立てかけ、それを見ながら開発していた。
私が新入社員のときに入った会社などは、なんと、インターネット閲覧禁止だったくらいだ。

そこからインターネットが発達し、Google検索が世の中に受け入れられるようなり。
私自身がGoogle検索を開発作業に取り込めるようになったときは開発効率が格段に上がり、自分の中でイノベーションが起きたと感じたものだ。

そして、遅ればせながらChatGPTを先月から今月にかけて開発作業に取り込めるようになった今。
Google検索のとき同じイノベーションを感じた。

技術知識は頭の中でインデックス化しておりあたりを付けることはできるが、詳細は曖昧だったりすることが多い。
そんな中、適切にChatGPTに質問を投げかければ100%正確では無いがかなりの精度の回答が返ってくる。
Google検索で調べて自分で取りまとめるより全然時間を短縮できる。
調査時間が体感的には10分の1以下ぐらいになったと思う。

また、門外漢だけど「こういうのあるかも?」と思ってChatGPTに質問すると、調べる方向性が分かってくるのも大きい。
今まで自分があまり触れてないジャンルのことを調べるには、検索エンジンを使ったとしても調べるのはかなりの労力がいる。
ここを劇的に短縮出来るのは素晴らしい。

ChatGPTの良いところは、基本的に一般知識や技術知識しかまともに回答が返ってこないということだ。
守秘義務がある職務知識について聞いても、ChatGPTは返答しようが無い。
なぜなら、クローズドな情報にはChatGPTはリーチ出来ないからだ。
それが分かっているので聞くこともない。
つまり、情報漏洩しようがないということだ。

ChatGPTを仕事の中でうまく使いこなせるようになって、仕事のクオリティが一段階上がった。

エンジニア歴25年目でもまだまだスキルアップ出来るのは、IT業界というのは面白いと改めて感じた。

The following two tabs change content below.

今成 匡志

IT業界20年、その中でフリーランスSEは10年になる40代エンジニアです。 新卒と35歳のときにリストラに会った氷河期世代でもあります。 個人的に最も興味あるのは、技術メインではなく「仕事が出来て稼げるSEはどのような性質があるか?」という点です。 もちろん技術そのものにも興味がありますし、技術がどのように世の中に使われているか?ということにも興味があります。 上に挙げたような切り口から記事を書いていきたいと思います。

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア