一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 歩き方について

こんにちは!
今回は歩き方の癖による人体への影響についてお話していきます。
歩行姿勢は人体にさまざまな影響を与えます。適切な姿勢で歩行することは、体の健康を保つために重要ですが、不適切な姿勢で歩行を行うと、筋肉や関節に過剰な負担がかかり、痛みや怪我の原因となることがあります。

1. 背中と姿勢への影響
適切な歩行姿勢では、背筋を伸ばして、頭をまっすぐに保つことが重要です。これにより、背中の筋肉(特に脊柱起立筋)や体幹が適切に働き、姿勢が保たれます。逆に、背中を丸めたり、前かがみで歩くと、以下の問題が生じます:

猫背: 長時間猫背で歩くと、背中や肩の筋肉に過剰な負担がかかり、肩こりや腰痛を引き起こすことがあります。

腰への負担: 前かがみで歩くと、腰椎(腰の骨)に過度な圧力がかかり、腰痛を悪化させる可能性があります。

2. 足腰への影響
歩行時に正しい姿勢を保つことで、脚や股関節の筋肉が効率的に働きます。以下の点が影響します:

股関節の負担軽減: 正しい姿勢で歩くと、股関節がスムーズに動き、筋肉や靭帯への負担が軽減されます。不適切な姿勢(例えば、内股や外股で歩く場合)では、股関節に無理な力がかかり、痛みや障害の原因になることがあります。

膝や足首の健康: 歩行時の姿勢が不自然であると、膝や足首に余計なストレスがかかり、関節の摩耗や変形(膝関節症や足底筋膜炎など)の原因になることがあります。

3. 筋肉の不均衡と負担
不適切な歩行姿勢は、特定の筋肉に過度な負担をかけ、筋肉の不均衡を引き起こすことがあります。例えば:

片方の脚に偏った歩行: 一方の脚に体重をかけて歩くことで、その脚の筋肉が過剰に働き、もう一方の脚の筋肉が弱くなります。これが原因で、脚の不均衡や腰痛を引き起こすことがあります。

股関節や膝の外向きの動き: 足が外側に向いて歩く場合、股関節や膝に余計な圧力がかかり、これが長期的に筋肉や関節に負担をかけます。

4. 歩行の効率性
正しい姿勢で歩くと、エネルギー効率が良くなり、無駄な力を使わずに歩行ができます。逆に、姿勢が崩れると、筋肉に無駄な負担がかかり、歩行が疲れやすくなることがあります。

まとめ
適切な歩行姿勢を保つことは、全身の健康に非常に重要です。背筋を伸ばし、骨盤を安定させて、足の指先がまっすぐ前を向くように歩くことが推奨されます。これにより、筋肉や関節への負担を最小限に抑え、歩行効率や健康全般に良い影響を与えることができます。逆に、姿勢が悪いと、慢性的な痛みや関節のトラブルを引き起こす可能性があるため、正しい歩行姿勢を意識することが大切です。
ですが意識だけで良い姿勢を保ちながら歩くことは難しいです。これを改善するにはどうしたらいいのか?
答えは「靴」です。
次回は良い姿勢で歩くための靴選びについてお話していきます。

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大場 康平

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