なぜ?エアコン室内機のクリーニングは自分でやらないほうがいいのか。
家電修理のプロからの立場で思うことなんですが・・・
市販のスプレークリーナーなどを購入して
素人がエアコン室内機を自分でクリーニングする。
それのどこがいけないの?
クリーニング業者に頼めば一万円以上は軽く取られます。
自分でホームセンターなどで市販の専用クリーニングスプレー
を買って来れば1/10以下で済みます。
オススメできない理由
1 エアコンの電気部品に洗浄液がかかる恐れがある
2 室内熱交換器の表面だけきれいになるだけで奥まできれいならない
可能性がある。
見分け方はあなたはテスターを使えますか?
と質問すればいいでしょう。
テスターって何ですか・・・なんて返事だったら
電気のことはど素人ですから任せないほうが賢明でしょう。
もう一つ言うなら
エアコン室内機の熱交換器は奥まできれいに
してくれても送風ファンの羽根の裏側まできれいにしてくれるか
どうかということも重要です。
通常の壁掛けタイプのエアコンは横流ファン
という横長のファンが使われています。
そのファンの羽根一枚一枚は風を送りやすいように
湾曲しています。
その湾曲の内側にほこりやカビが溜まりやすいのです。
ちょっとたとえは適切でないかもしれませんが、
扇子を開いたイメージをしてみてください。
うちわは平らな形状ですが
扇子は波型になっていますよね。
その波型の溝の奥に溜まったホコリ
を落としているかどうかというイメージです。
波型があるからより効率よく風を送れると思います。
ほとんどのエアコンクリーニング業者は
エアコンを壁にかけたまま専用のビニール袋をぶら下げて
クリーニングしています。
だから羽根の内側は構造的に掃除しにくいものなのです。