フリーランスエンジニアの岩井です。
今回は名著「となりの億万長者」を読んだ感想です。
フリーランスには基本的に、退職金も厚生年金もありません。(私は全国個人事業主支援協会に入っている場合ので一応ありますが)
将来のお金は自力で稼いでいく必要があります。
そのためにお金の勉強をする必要があり、お金の勉強としてこの本を読みました¥。
印象に残っている点は大きく三つ
です。
期待資産額はかなりハードルが高い
期待資産額という言葉は聞き慣れないと思いますが、この本で定義されています。
年齢 × 税引き前所得 ÷ 10
例えば30歳の年収400万円の方がいたとすれば期待資産額は 300 × 400万 ÷ 10 で1200万円になります。
期待資産額の倍以上資産があるなら蓄財優等生(上記の例の場合2400万以上)
期待資産額の半分未満なら蓄財劣等生(上記の例の場合600万未満)
と表現されます。
この本では、蓄財優等生のことを「本当のお金持ち」としています。
ある程度の資産運用をしているつもりで、周りの人よりもマネーリテラシーに自信もありましたが、蓄財優等生には遠く及びませんでした…
正直、20歳前後から働き始めることもあり、計算式上20代にはきつい指標ですが
これを読んでいるあなたはいかがでしょうか。
倹約、倹約、倹約
この本のメインテーマだと感じました。
当たり前の話ですが、「収入<支出」だと、資産は減り続け、いつか破綻します。
「収入=支出」だと、有事に困ってしまうことがあります。
「収入>支出」だと、生活で困ることはあまりなくなるでしょう。
ただ、この本で目指しているのは「収入>>>支出」です。
収入がいくらであろうが、収入と支出の割合が「お金持ち」になるための唯一の手段だと話しています。
友達にロールスロイスをプレゼントされかけた話
お金持ちのA氏がお金持ちの友人たちにプレゼントとしてロールスロイスをプレゼントされそうになった話。
A氏は国産大衆車に4年乗っていて、釣りなどの趣味を楽しんでいたそう。
A氏の稼ぎだと、ロールスロイスくらいを乗るのが妥当だと、友人たちがプレゼントしようとした。
それをA氏はたまたま事前に聞きつけ、友人たちに「ありがたいが、プレゼントはいらない」という旨を伝えた。
A氏の考えは以下。
ロールスロイスを乗るようになった場合、今までの車と違って買った魚を放り込みにくくなる。
つまり、車のために趣味を捨てなければいけなくなる、ということだ。
それを嫌ったA氏は受け取りを拒否した。
ここにお金持ちたる所以がありそうだと感じました。
「もらえるものは貰っておく」精神の私ですが、納得しました。
例えば普通の家に高級なソファをもらったとすれば、「高級ソファが浮く」または「その家具に合わせて周りの家具もいい物に新調する」となる。
おおくの人がそうで、少しいい住宅地に住んでしまう人の心理はまさにその通りだと思う。
会社に頼らない生き方を選択した身として、自分の資産の作り方はしっかり考えておく必要があると思いました。