一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

気温の変化が大きい季節の変わり目のこの時期、注意が必要になるのが体温の調整のために自律神経が過剰に働き、疲労がたまる「寒暖差疲労」と呼ばれる症状です。専門家は、コロナ禍のリモートワークや外出の減少で自律神経が乱れていると、「寒暖差疲労」が起きやすくなるとして注意を呼びかけています。その対策についてまとめました。

「寒暖差疲労」の外来があるクリニックの院長の久手堅司医師によりますと、私たちの体は、体温を一定に保つため、自律神経が働いて体温を調整していますが、寒暖差が大きいと、自律神経が過剰に働き、疲労がたまる「寒暖差疲労」が起きやすくなるということです。

「寒暖差疲労」は、体の冷えやだるさ、肩こりなど体の不調につながり、前日との気温差や、1日の最高気温と最低気温の差が7度以上あるときに起こりやすくなるということです。

症状を改善するには?

それでは、症状を改善するために具体的に何をすればいいんでしょうか。久手堅医師は、自律神経が集中する首回りのケアが有効だといいます。

さらにタオルを使った方法も教えてくれました。タオルを使ったセルフケアのやり方をまとめました。

(1)タオルを2回縦に折って、首にあててください。
タオルを当てる位置は。耳の下くらいです。顔は上向きにします。

(2)そのあとタオルを前に引っ張りながら、頭は後ろ方向に力を入れます。
そして、その状態を30秒くらいキープしてください。

(3)真ん中にゆっくり戻してつぎは顔を下向きにして、また引っ張ります。
同じように30秒くらいキープです。

(4)真ん中に戻して終わりです。

久手堅医師によりますと、このセルフケアは上向きと下向き合わせて1回ずつが1セットです。
1日1回でも効果はありますし、朝・昼・晩など1日に数回行ってもよいとのことです。習慣づけすることで、寒暖差疲労の予防や改善に役立てていただければと思います。

 

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福原 勝

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