今年も終わりということで今年のアプリゲーム市場の動きを項目別で振り返っていこうと思います。
今年はキノコ伝説の躍進やポケポケによる市場の変更など色々な動きがあったように感じます。
改めてアウトプットしつつ自分の知識としても昇華しようと思います。
やはり今年一番感じたのがこの動きです。
今までもパズル系のゲームや魔剣伝説などゲームとしてはシンプルでライトに向けたゲームが流行っていた傾向はありました。
ただ、今年は今まで以上にそういったゲームがトップセールスに上がってきたように見えました。
実際に売上ランキングを見ても以下のようなライトゲームが目立って見えました。
・キノコ伝説:勇者と魔法のランプ
・LastWar:Survival
・ホワイトアウト・サバイバル
この中でも特に目立っていたのはキノコ伝説とLastWar。
ネットを使っている方は嫌というほどこの広告を見かけたのではないでしょうか?
キノコ伝説の分析に関しては私も以前記事に書いたことがあるのですが、お金を使うことに慣れていないユーザー(ゲーム慣れしていないユーザー)に課金させる仕組みに長けていると紹介しました。
今年の動きとしてはこの側面が一番大きかったように感じます。
これは最後に紹介するポケポケにも続く話になりますので覚えておいてください。
確実に今の売れるゲームためにはライトにお金を使わせることが一つの条件になってきているように感じます。
というか今までの市場に多かった、ヘビーなゲームユーザーはプレイ寿命が長いゲームをすでにやっており、複数のゲームを並行して課金できるようなユーザーはさらに少ないことから単純にユーザーの食い合いになっているため、今までと異なったユーザーへアプローチをしているゲームが売れているのだと思います。
ここからは少し視点を変えて、今年リリースされたゲームで注目度が高かったアプリや実際に市場に居座るまでに売れたアプリ達を紹介いたします。
※①で紹介したゲームは割愛させてもらいます。
一つ目は5月16日にリリースしたアイドルマスターシリーズの最新作「学園アイドルマスター」です。
恥ずかしながらプレイしようプレイしようと思ってまだ未プレイなのですが、外から見ている情報だと魅力的な3Dモデルによるライブ演出が圧巻で、キャラ獲得をすると衣装スキンの獲得加え、楽曲のソロverを視聴できるようになるという点がアイドル系のキャラゲーとして独自性が高く、IPコンテンツの盛り上げにも一躍買っているように感じます。
キャラゲー好きとして来年こそは落ち着いた時にプレイしたい…。
原神、崩壊スターレイルと大作ゲームのヒットが続くHoYoverseの待望新作ゲーム。
ステージクリア形式の3Dアクションゲームで操作感がめちゃくちゃ気持ちいいアクションが楽しめます。
個人的にはアクションパートと探索パートが完全に切り分けられている点が、ここ最近のオープンワールド系に慣れすぎてしまったせいか少し物足りなさを感じてしまいました。
ただ、このゲームはそこに挑戦したかったんだろうという意思を感じたので、難しいジャンルで原神と同等以上の売上を上げているのは素直にすごいと感じました。
こちらも待望のリリースとなったポケモンカードのスマホアプリ。
実際のポケモンカードよりもライトなルールになっており、ポケモンカードユーザーからの指示は薄いように感じるが、私含めて、昔のポケカを軽く触ったことがある、ポケモンが好きだけどポケカはやったことがない、ポケモンは詳しくないけどキャラクターは好き、ゲームはあまりしないけどyoutuberがポケポケをやってるのを見る層など、かなりライト寄りな層に根強い人気があるように感じます。
実際、私の周りでもリアルポケカをやっている人ほどポケポケに面白さを感じずすぐ離脱している人が多いのを感じています。
ポケカもかなりライト層が課金しやすい仕組みでマネタイズが組まれており、キノコ伝説同様、ゲームにお金を使わない層に課金しているユーザーが多いのではないのかと感じる点が多々あります。
こちらも記事として軽くまとめているのでよかったら見てくれたら嬉しいです。
ほんとは今年売れてはいなかったが個人的に注目していたアプリなど、もっと色々書きたいこともあるのですが、どんどん長くなってしまいそうなのでこのあたりで締めようと思います。
今年は強めの新作アプリがリリースされたことに目が行きがちですが、ライト層を課金ユーザーとして取り込むことの重要性が浮き彫りになった一年だと思いました。
2025年はどんなアプリゲーム市場になっていくのか注目していきたいです。