皆様、お世話になっております。
先月に引き続き、銅管に見られるアリの巣状腐食についてお話いたします。
冷媒配管工事では、ろう付けの際、管内の酸化を防止するために窒素ガスを
使用し、置換しながら行うのが一般的ですが、簡略して市販の酸化防止剤を
用いる場合があります。全ての製品が当てはまるわけではありませんが、
これらの酸化防止剤の中には、アルコールを溶剤として使用しているものが
あり、ろう付け作業時にこのアルコールが酸化して銅管内部を腐食させる
ことがあります。