一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • VSCODEのAI拡張

1. GitHub Copilot

概要

GitHub Copilotは、MicrosoftとOpenAIが共同開発したAIコード補完ツールで、VS Codeの拡張機能として提供されています。GitHub上の膨大なコードデータを学習しており、高精度なコード補完を実現します。

特徴

  • 高度なコード補完: コメントや関数名を入力するだけで、関連するコードを自動生成します。
  • 多言語対応: Python、JavaScript、TypeScript、Java、Goなど、主要なプログラミング言語に対応しています。
  • 簡単な導入: VS Codeの拡張機能としてインストールし、GitHubアカウントでログインするだけで利用可能です。

注意点

  • 有料プラン: 個人利用には月額制の有料プランが必要です。
  • コードのライセンス: 生成されたコードのライセンスや著作権に注意が必要です。
  • データの取り扱い: 機密情報を含むコードを入力する際には、外部に送信される可能性があることを考慮する必要があります。

2. Amazon CodeWhisperer

概要

Amazon CodeWhispererは、AWSが提供するAIコード補完サービスで、VS Code向けの拡張機能として利用できます。特にAWSサービスとの連携に強みを持っています。

特徴

  • AWSサービスとの統合: LambdaやS3など、AWSサービスを利用したコードの自動生成に優れています。
  • 主要言語のサポート: Python、Java、JavaScriptなど、一般的なプログラミング言語に対応しています。
  • 無料利用枠: AWSアカウントと連携することで、一定の無料利用枠が提供されます。

注意点

  • 対応言語の制限: サポートされている言語が限られているため、事前に確認が必要です。
  • プレビュー版の可能性: 一部の機能がベータ版で提供されている場合があります。

3. TabNine

概要

TabNineは、AIを活用したコード補完ツールの先駆け的存在で、VS Codeをはじめ、さまざまなエディタに対応しています。多言語対応と軽快な動作が特徴です。

特徴

  • オフライン対応: ローカルでモデルを実行できるため、機密情報の保護に適しています。
  • 幅広いエディタサポート: VS Code、Vim、Emacs、JetBrains製品など、多くのエディタで利用可能です。
  • シンプルな操作性: インストール後、すぐに高精度なコード補完を利用できます。

注意点

  • 補完精度の変動: プロジェクトや言語によって、補完の精度が異なる場合があります。
  • データ送信のリスク: クラウド版を利用する際には、コードが外部に送信される可能性があります。

4. ChatGPT拡張機能 (CodeGPT, ChatGPT VSCode Extensionなど)

概要

ChatGPTの機能をVS Code内で利用できる拡張機能で、対話形式でのコード生成やエラー解析が可能です。

特徴

  • 自然言語での対話: エラーの原因や修正方法を文章で質問し、回答を得ることができます。
  • 多言語対応: 幅広いプログラミング言語やフレームワークに対応しています。
  • コードレビュー支援: コードの品質チェックや改善点の提案を受けられます。

注意点

  • 回答の精度: AIの回答が常に正確とは限らないため、必ず自分で確認・テストを行う必要があります。
  • APIキーの必要性: 利用にはOpenAIのAPIキーが必要で、無料枠を超えると課金が発生する可能性があります。

5. Codeium(コーディウム)

概要

Codeiumは、AIを活用したコード補完ツールで、VS CodeやJetBrains、Vimなど、さまざまなエディタやIDEに対応しています。70種類以上のプログラミング言語に対応し、個人利用者向けには完全無料で提供されています。

 

特徴

  • リアルタイムコード補完: コードを書いている最中に、AIが次に書くべきコードを提案し、開発効率を向上させます。
  • 多言語対応: Python、JavaScript、TypeScript、Java、Goなど、幅広い言語に対応しています。

6.Cline(クライン)

概要

Clineは、VS CodeやCursor上で動作するAIエージェント型の拡張機能で、プロジェクトの立ち上げからコード生成、エラー修正に至るまで、コーディングのあらゆる工程をサポートします。

特徴

  • 多様なAPIプロバイダーとの連携: Google、AWS、OpenRouter、Anthropicなど、複数の主要なAIプロバイダーと連携可能で、プロジェクトの要件に応じて最適なAIサービスを選択できます。
  • 自動コード生成: プロジェクトの初期設定やコード生成を自動化し、開発者の負担を軽減します。
  • エラーの自動修正: エラーログを分析し、適切な修正を提案・実行してくれるため、エラー解決がスムーズに進みます。
  • 初心者にも優しい設計: 直感的に扱えるユーザーインターフェースを備えており、初心者でも簡単に利用できます。
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山田 飛翔

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