新しいKindleを手に入れたときは、あれほど楽しみにしていた読書も、今はなぜか手に取る気が起きません。本棚の中に眠っていた紙の本たちも、電子書籍のライブラリに並んだタイトルも、どれも今の気分にしっくりこないように感じます。以前なら、新しい本を開く瞬間にワクワクしていたのに、その気持ちがどこかへ消えてしまったようです。
「せっかく買ったのに、もったいないな…」と心のどこかで思いながらも、Kindleは机の上に置かれたまま。ページをめくる代わりに、ついスマホを手に取り、SNSや動画に時間を費やしてしまいます。
でも、無理に読もうとしても、きっと楽しくはないだろう。そう思い、少し距離を置いてみることにしました。もしかしたら、今は読書よりも別のことに興味が向いているのかもしれません。映画を観たり、散歩に出かけたり、普段は手を出さない趣味に挑戦してみるのも悪くないかも。
そして、ふとした瞬間に「あの本、ちょっと読んでみようかな」と思える日がくるかもしれません。読書は義務ではなく、自分のペースで楽しめばいい。Kindleは、そのときまで静かに待っていてくれるはずです。