一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 「思考停止状態」について(続き)

明けましておめでとうございます。

先月に引き続いて「思考停止状態」を解決する方法について、自分なりに思い付いたことを記してみます。

 

その方法のひとつとして、「相手の視点に立ってみる」ということが有効かもしれません。

 

たとえば、ある企画を立てて上司に提案したとします。自分なりに自信があった企画でしたが、上司の答えは「No!」だったとしましょう。

 

こんな時には、「この上司は頭が固いなぁ…時勢が読めてないよ!」などと反発を感じたり、「やっぱり自分は企画力がないかも…」というように落ち込んだりします。

 

しかし、上記のように反発したり落ち込んだりしても前には進めないので、こういったときに「相手の視点に立ってみる」ということを試してみます。

 

まず「上司の立場」に立ち、「なぜ上司は、この企画を却下したのか?」ということを、いくつか考えてみます。

「今は、このテ一マに手を出すのはリスクが高いのだろうか?」

「もしかして、以前に同じような企画で失敗したことがあるのかもしれない…」という感じです。

 

自分だけで想像しても限界があるので次に、「本当はどうなのか?」ということを検証してみます。

直に上司に尋ねたり、その前に先輩や同僚などに聞いて情報収集します。

 

それと同時に、どう対応すれば企画を通せるかも考えて、「どうすればリスクを減らすことができるか?」、「以前に失敗した企画と、どう違うのかを示してみよう」、「上司が気に入りそうな部分はないだろうか?」などと準備を進めます。

 

まだ現在はこのような場面にはありませんが、視点を相手に移動しただけで、いろいろな発見ができて「思考停止状態」を脱するヒントになるかもしれませんね。

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鈴木 信一

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