一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

ミラーの調整をする

運転時の安全確保には、ミラーの適切な調整が欠かせません。ミラーが正しく調整されていないと、死角が広がり、周囲の状況を適切に把握できず、事故のリスクが高まります。本記事では、ミラーの重要性や正しい調整方法について詳しく解説します。

1. ミラーの役割

ミラーは、運転中に周囲の状況を確認するために欠かせない装備です。以下の3つのミラーが基本的な役割を果たします。

ルームミラー:車両の後方を確認するためのミラー。

サイドミラー:車両の側面や斜め後方の状況を把握するためのミラー。

補助ミラー(ある場合):大型車などでは死角を減らすために追加されることがある。

2. ミラーを調整する重要性

適切なミラーの調整を行うことで、以下のようなメリットがあります。

死角を最小限に抑える:適切な角度に調整することで、側方や後方の視界を最大限に確保。

安全な車線変更が可能:他の車両との距離感を正しく把握でき、スムーズな運転が可能。

駐車時の視認性向上:バック駐車時に周囲の障害物や歩行者を確認しやすくなる。

3. ルームミラーの正しい調整方法

ルームミラーは、車両後方の視界を確保するために、以下の方法で調整します。

正しい運転姿勢を取る:シートを適切な位置に調整し、運転姿勢を正しくする。

リアウィンドウ全体が映るようにする:後方の車両や障害物がしっかりと視認できるように角度を調整。

ミラーの中央に後方の道路が映るようにする:左右のバランスを整え、視界の確保を最適化。

4. サイドミラーの正しい調整方法

サイドミラーは、車両の横や斜め後方の状況を確認するために重要です。

左右のサイドミラーを均等に調整:左右どちらのミラーも、適切な視界を確保する。

地面が映る範囲を調整:ミラーの下半分に道路が映るようにし、後方の車両が視認しやすいようにする。

車両のボディがわずかに映る位置に調整:サイドミラーの内側に車両の端が少し映るようにすることで、距離感を把握しやすくなる。

5. ミラーの調整を定期的に確認する

運転中にミラーの位置がズレたり、駐車後に他人がミラーを触ったりすることがあります。そのため、以下のタイミングでミラーの調整を確認しましょう。

運転前:エンジンをかける前にミラーの角度をチェック。

車線変更前:ミラーに映る範囲を意識しながら、安全確認を徹底。

駐車後:車を離れる前に、ミラーの状態を点検。

6. 死角を補うための工夫

ミラーを調整しても、完全に死角をなくすことはできません。以下の工夫を行い、安全運転を心掛けましょう。

目視確認を行う:サイドミラーだけでなく、実際に首を動かして周囲を確認する。

補助ミラーやカメラを活用する:最新の車両には死角を補うカメラやセンサーが搭載されているため、活用する。

車間距離を適切に取る:ミラー越しに他車の動きを把握しやすくするため、十分な車間距離を確保。

まとめ

ミラーの調整は、安全運転を支える重要なポイントです。ルームミラーやサイドミラーを適切な角度に調整することで、死角を減らし、周囲の状況をより正確に把握できます。運転前のミラー調整を習慣化し、安全で快適なドライブを心掛けましょう。

 

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髙垣 昌広

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