2025年2月11日にリリースされたWindows 11バージョン24H2のセキュリティ更新プログラム「KB5051987」に関して、エクスプローラーが正常に動作しなくなる深刻な問題が報告されています。具体的には、フォルダを開こうとすると応答しなくなる、デスクトップ上のフォルダが開けない、Officeファイルが保存できないなどの不具合が生じています。この問題は、BetaNewsやHardReset.infoなどの複数の情報源で取り上げられています。  
私の職場でも、この問題に直面したユーザーから多数問い合わせが寄せられました。特に、業務で頻繁にエクスプローラーを使用する部門では、作業の停滞が顕著でした。一部のユーザーは、フォルダを開こうとするとエクスプローラーがフリーズし、再起動を余儀なくされる状況でした。
この問題への対処として、まず「KB5051987」更新プログラムのアンインストールを推奨しました。手順は以下の通りです。
1. 設定を開く:スタートメニューから設定を選択します。
2. Windows Updateに移動:左側のメニューからWindows Updateをクリックします。
3. 更新履歴の表示:更新履歴をクリックします。
4. 更新プログラムのアンインストール:更新プログラムのアンインストールを選択し、リストからKB5051987を見つけてアンインストールします。
アンインストール後、エクスプローラーの問題は解消され、ユーザーは通常の作業を再開できるようになりました。しかし、セキュリティ更新プログラムを削除することは、システムの脆弱性を高める可能性があるため、注意が必要です。そのため、Microsoftからの公式な修正プログラムが提供されるまで、更新プログラムの自動適用を一時的に停止することも対応しました。
現在、Microsoftはこの問題を認識しており、解決に向けて取り組んでいるとのことです。 最新の情報や修正プログラムのリリースについては、公式のWindowsリリース情報ページを定期的に確認することをお勧めします。