一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

RDBはRelational Data Baseの略称です。

じゃあRelationalとは何か?と言うと、集合論における関係です。

初心者向けの技術書を読んでいるとたまにこれは「Table同士の関係だ」と説明されていることがあるのですが、これは誤解です。RDB以外にも色々DBの種類はあるわけですがそこでRDBにおけるTable同士の関係のようなものを表現することはそれ用のキーを設ければ別にできるはずです。そう考えるとそれがRDBの特徴であると言えません。RDBの「関係」とは、あくまで数学の集合論における関係(Relation)のことで、Table同士の紐づきのことを意味しているわけではないです。

RDBは普通に見たらどうみても単なる「表」で、それのどこが集合論における「関係」なのか?というのは、RDBのパフォーマンスチューニング周りで著名なエンジニアであるミック氏が自身のサイトで解説しています

あくまでRDBは「集合論」という数学的なモデルに基づいて作成されたものだ、ということであれば、以下2点の疑問が浮かびます。

1. 集合論に基づくことにどのような利益があるのか

2. 集合論以外の数学モデルに基づいたDBもあり得るしそれも固有の利益を持つはずだが、なぜRDBが覇権を握りっぱなしなのか

RDBは集合論に基づくと注意喚起をする人はたまにいますが、この2点について解説されることはなかなかありません。

正直言うと自分も曖昧なので、ここらへんをどっかで整理つけたいと思っています。

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中山 祐輔

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