確定申告が終わると、次に気になるのは「納税」ですね。 納税方法によって納付日が異なるため、特に振替納税を選択した方は、振替日と口座残高をしっかり確認しておきましょう。
次は振替納税の仕組みやメリット・デメリット、その他の納税方法について解説します。
■振替納税とは?
振替納税とは、事前に登録した銀行口座から税金を自動で引き落とす制度のことです。確定申告の際に「振替納税」を選択した場合、指定された日に納税額が口座から引き落とされます。
・振替納税のメリット
振替納税は手数料無料で利用できます。
一度手続きすれば翌年以降も自動で引き落とし、初回のみ口座振替依頼書を提出すれば、翌年以降は手続き不要です。
納付期限が他の方法よりも1ヶ月程度遅く、一般的に所得税の振替納税日は4月中旬、消費税は4月下旬となるため、資金繰りに余裕を持たせることができます。
・振替納税のデメリット
初めて利用する場合は、事前に金融機関や税務署へ口座振替依頼書を提出しなければなりません。
口座残高不足だと引き落としされず、延滞税が発生し、引き落とし日に口座の残高が不足していると、納税が完了せず延滞税が発生するため注意が必要です。
振替納税では領収書が発行されません。支払いの証明が必要な場合は、通帳の記録などを利用しましょう。
■振替納税以外の納税方法
振替納税以外にも、以下の方法で税金を納付することが可能です。
1. 電子納税(e-Tax)【おすすめ!】
インターネットを使って自宅から納税できる便利な方法です。
クレジットカード払いも可能(手数料が発生)
領収書の代わりに納付履歴を確認できる
24時間納税可能
銀行窓口に行く手間が省ける
2. コンビニ振込
納付書を使って全国のコンビニで支払い可能
支払額が30万円以下の場合に利用できる
現金払いのみ対応
3. 窓口納付
税務署や金融機関の窓口で納税
現金または振込対応
領収書が発行される
■まとめ
振替納税は、手数料無料で納付期限も延びるため、多くの人にとって便利な方法ですが、口座残高不足には注意が必要です。
その他の納税方法も選択肢として検討し、自分に合った方法を選びましょう。特に電子納税(e-Tax)は便利でおすすめです。
納税期限を守って、スムーズに納税しましょう。