一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 日本の気候変動による変化と過ごし方

2024年3月2024年3月、東京都心では記録的な高温が観測されました。特に3月31日には最高気温25.5℃を記録し、これは3月として観測史上最高の気温となりました。
2025年3月の気温予測については、前半は寒暖差が激しく、後半にかけて平年より高い気温が予想されています。
このような気温の変動により、商品需要も冬物から春物、さらには夏物へと変化することが予想されます。また、3月上旬には全国的にスギ花粉がピークを迎えるため、アレルギー対策商品の需要も高まる見込みです。
気温の変化が大きい時期ですので、体調管理には十分ご注意ください。
日本の四季の変化について
近年、日本の春と秋が短くなり、夏と冬の二極化が進んでいると言われています。これは地球温暖化の影響によるもので、特に以下の傾向が見られます。
1. 春と秋の短縮化
• 3月から急激に気温が上昇し、春が訪れたと思ったらすぐに初夏のような気温になる。
• 秋も9月・10月はまだ夏のような暑さが続き、11月に急激に寒くなる傾向。
2. 夏の長期化と猛暑の頻発
• 5月頃から真夏日(30℃以上)になることが増え、夏が長く感じられる。
• 6月~9月にかけて猛暑日(35℃以上)が増加。夜も熱帯夜(25℃以上)の日が増え、秋の訪れが遅れる。
3. 冬の短縮化と極端な寒暖差
• 12月~2月は依然として寒いが、寒波と暖冬が交互に訪れ、不安定な気候に。
• 1月・2月でも暖かい日が増え、雪が降る日が減少傾向。
将来、日本は「夏と冬の二季」になるのか?
現時点では完全に春と秋が消えることは考えにくいですが、以下のような気候変化が進む可能性は高いです。
• 春と秋がさらに短縮 → 3月と11月だけが「春秋のような気候」となり、それ以外は極端な暑さ・寒さになる。
• 「夏」がさらに長期化 → 4月後半から10月まで夏のような気候になり、秋がほぼ消失。
• 冬も短くなるが、一部地域では雪が極端に降る → 温暖化の影響で豪雪地帯の降雪量は減るものの、局地的な大雪や寒波が発生する可能性が高い。
つまり、「完全に夏と冬の二季になる」わけではなく、 春と秋がほぼ感じられない気候 になる可能性が高いと言えます。
気温変化に伴う服装の変化
このような気候変化により、日本のファッションにも以下のような影響が考えられます。
1. 春・秋服の需要減少
• これまで春や秋に着用されていた「薄手のジャケット」「トレンチコート」などの需要が減少。
• 代わりに「夏でも着られる薄手の服」「冬でも着られる防寒着」が増える。
2. 夏服の多様化と高機能化
• 長期間暑い気候が続くため、通気性・吸湿速乾性のある衣類が主流に。
• 冷感素材(アイスコットン、接触冷感シャツ)やUVカット機能付きの服がさらに普及。
3. 冬服の軽量化と保温性の向上
• 短い冬の間に急激に寒くなるため、「軽くて温かい服」が求められる。
• ヒートテックやダウンジャケットのような機能性衣類の需要が高まる。
• 厳冬期でも薄手の服の上から防寒できる「着脱式レイヤリングウェア」が主流になる可能性。
今後の気候に適応するために
これからの日本では、 「季節に応じた服装」ではなく、「気温に応じた服装」 が重要になってきます。例えば:
• 春・秋が短いため、気温が変わりやすい時期は「重ね着」で調節することが主流に。
• 夏の暑さ対策として、日焼け防止・冷感素材・速乾性のある服がさらに普及。
• 冬の寒暖差に対応するため、軽くて保温性の高い衣類が一般的になる。
今後、日本の四季はさらに変化し、私たちの生活や服装のスタイルもそれに適応していくことが予想されます。
5月頃から本格的な暑さが始まるため、 「建物内の過ごし方」 と 「屋外での対策」 に分けて、具体的な暑さ対策を紹介します。
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🏠 建物内での涼をとる方法
1. 窓の開閉を工夫する
✔ 朝晩の涼しい時間帯に 窓を開けて空気を入れ替え る。
✔ 日中は カーテンやブラインドを閉めて直射日光を遮る。特に 遮熱カーテン がおすすめ。
✔ 窓に 断熱フィルム を貼ると、室温の上昇を抑えられる。
2. 扇風機・サーキュレーターを活用
✔ エアコンと併用 すると効率的に冷房を循環させられる。
✔ 床付近の冷たい空気を部屋全体に行き渡らせるよう、サーキュレーターを 天井に向けて設置。
3. 冷却アイテムを活用する
✔ 冷感マット・冷感シーツ → ベッドやソファに敷くだけで快適。
✔ ネッククーラー・冷却スプレー → 冷たいタオルを首に巻くのも効果的。
✔ ミスト扇風機 → 水を含んだ霧が涼しさを増す。
4. 身体を冷やす
✔ シャワーでリフレッシュ(ぬるめの水温がベスト)
✔ 冷たいタオルで首元・脇・足首を冷やす
✔ スイカやキュウリなど、水分の多い食べ物を摂る
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🌞 屋外での暑さ対策
1. 適切な服装を選ぶ
✔ 通気性の良い素材(リネン・コットン・吸湿速乾素材) の服を着る。
✔ 白や淡い色の服 は熱を吸収しにくく涼しい。
✔ 帽子や日傘を活用(UVカット機能付きがおすすめ)。
2. 水分&塩分補給を忘れずに
✔ こまめに水を飲む(スポーツドリンクも適量で)。
✔ 塩タブレットや梅干しを活用し、熱中症予防。
3. 体温を下げるアイテムを活用
💡 おすすめグッズ
✔ ネッククーラー(電動タイプや冷却ジェルタイプ)
✔ 冷却スプレー(衣類用や肌に直接使えるもの)
✔ 携帯扇風機(コンパクトで持ち運びやすい)
✔ 冷感タオル(水に濡らして振るとひんやり)
✔ 冷却ジェルシート(首や額に貼って冷やす)
4. 日陰を活用する
✔ できるだけ 日陰を歩く ようにする。
✔ 休憩時は 公園の木陰や建物の影でクールダウン。
✔ ミストシャワーが設置されている場所を活用(駅や商業施設の入り口など)。
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🌍 まとめ:暑さに負けないために
✅ 建物内では、窓の開閉を工夫し、冷感アイテムを活用。
✅ 屋外では、通気性の良い服装&冷却グッズで体温調節。
✅ 水分・塩分補給をこまめに行い、熱中症を予防。
これらを組み合わせることで、 暑い季節でも快適に過ごすことができます!

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小暮 浩一

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