家庭菜園を始めてしばらくが経ちました。最初に種を蒔いたオクラは、残念ながら土の中に潜んでいたコガネムシの幼虫に根を食べられてしまい、うまく育たずに枯れてしまいました。トマトも発芽こそしたものの、思うように大きくならず、今回の挑戦はうまくいかないまま終わってしまいました。
正直なところ、がっかりした気持ちもありましたが、それでも「次はどうすればいいんだろう」と調べているうちに、気持ちは前向きに。そこで気持ちを切り替えて、今度は苗から育ててみることにしました。選んだのは茄子、きゅうり、そしてメロン。畑に植え付けたあと、保温と虫除けを兼ねてビニールをかけたところ、日ごとにぐんぐん成長していきます。
中でも茄子は一番花が咲き、小さなつぼみがふくらんでいくのを見ると、「ああ、今回はちゃんと育ってくれてるんだな」と嬉しさが込み上げてきました。
わからないことばかりで、調べては試し、試しては失敗しながらの毎日ですが、それでもこの手探りの作業自体がとても楽しいのです。野菜が成長するたびに、自分も少しずつ成長しているような気がしています。家庭菜園は、思った以上に奥が深くて面白い世界。これからもゆっくり、じっくりと向き合っていこうと思います。