一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • プロパンガススキーム

固定費の削減のため、家賃の安い場所へ引っ越した。

それに伴い、都市ガスからプロパンガスに移行することとなった。都市ガスの1.5〜2倍程度の請求がくるという認識だったが、契約の際に具体的な料金を聞いて驚いた。

 

都市ガス

基本料金:約760円 従量料金:約170円/㎥

プロパンガス

基本料金:約2400円 従量料金:約840円/㎥

 

高い。

基本料金で3倍強、従量料金は約5倍だ。従量料金については、プロパンガスは都市ガスの2倍以上の熱量があるらしいので、月間の使用量は減るようだがそれにしても高過ぎる。

 

これは給湯器等のガス設備だけでなくインターフォンやエアコンといったものの料金をガス会社が負担し、代わりにガス料金に上乗せすることで入居者から徴収し、オーナーは経費が抑えられるプロパンガススキームというものらしい。

国も問題視しており、液化石油ガス法の施行規則の改正がされ、2025年4月2日から施行された。

しかし既に設備が付与されている物件のプロパンガス料金が変わるわけではない。入居者が恩恵を受けるのは何年も先になるだろう。さりとてその頃には家賃が上昇し、入居者の負担が減ることは無いだろうが。

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荒木 雄太

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