一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • ヘアカラーとファッション

髪の色は、基本的に肌色と同じくベースカラー/フォーシーズンカラーの先天的な色みを持っていますが、ロングヘアーなどのようにボリュームを持った場合や、ヘアカラーを使用する場合は、パーソナルカラーや服色との調和関係を考慮する事が必要です。

黄みの強いオータムタイプの人が、ラベンダーピンクのスーツ/薄紫のシャツ/パープル系のヘアカラーをコーディネートします。髪が長いために、配色調和の関係は肌色/服色/髪色の三点で考えなくてはなりません。

紫の色相は基本的にブルーベース向きのカラーであることから、顔の肌色だけが黄色く浮き出てしまっています。
ラベンダーピンクのスーツ/キャメルのシャツ/オリーブのヘアカラーを合わせています。スーツカラー以外はすべて黄味の色相がベースカラーになっており、本来スーツカラーの色相をあわせれば調和が生まれて完了のはずですが、髪が長いためにスーツ/ヘア両方の配色関係を見据えてコーディネートを考えなければなりません。

スーツカラーを黄緑の色相であるライトオリーブに変えています。肌色はキャメルと、髪色はライトオリーブとそれぞれ明度的に近く、等しい面積比率で上下に縦長に隣接していることから、スタイルをスレンダーに見せる「Iライン」効果が現れたと同時に、ライトオリーブが黄寄りの色相であることにより、全体の色相による調和が形成されました。

このケースの場合、スーツカラーとヘアカラーが多くの面積を占めているので、はじめにこの二つの色をパーソナルカラーより選出すれば良かった訳です。ファッションカラーコディネートの場合は、全身における身体と洋服の面積比率を考えて色を決めてることが重要になります。

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熊澤 護

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