名古屋の大叔父さんから私の曽祖父が「我が家は五十代続いているんだぞ」と言っていたと聞いていた。古い家系と言いたかったのか、奈良時代平安時代ごろから数えての代数かと私は思っていた。先日、民俗学者の本(昭和初期)に、私の先祖について「菅公の後裔と傳へ」「正に四十九代の孫に當るといふ」と書かれているのを発見した。民俗学者の取材に、曽祖父の弟(当時、村役場職員)が対応していた。四十九代の孫とは、五十代目と同じと思われる。私が聞いていた代数の情報と、民俗学者が書いた代数の情報がピッタリ一致したことに驚いている。