今回からは、ステージに分けて、個人と法人という切り口でどう考えていたのかについて説明していきたいと思います。
まずは、①検討期(独立前)です。
会社員時代は、コロコロと変わる会社の方針や、自分の置かれていた状況に納得できず、とにかく今の環境を変えたいという想いでいっぱいでした。ただ、会社、組織というものもある程度理解していたため、転職をしたところでまた同じことになるではないかという考えもあり、転職という選択も躊躇していました。自分自身の意思、考えでビジネスをやりたいという想いを唯一実現できそうなのが、自ら起業するという選択肢でした。
以前もお話しましたが、私は独立も視野に入れて一度会社を辞める決断をしました。そして、1年程度、次の道を考える時間を作り、資格取得の勉学を通して経営に関する知識を身に着けたり、独立するにあたりどういったビジネスをしていくのか、色々なアイデアを検討していました。
正直、この時期の自分は、法人と個人という知識はあったものの、独立=起業(法人)の一択でした。個人と法人のどちらにするか、という観点はなく(そこまでの考えに至っていない)、起業するために早く事業計画を決めなければと必死でした。結果、起業するに至らずその前段階で停滞していました。
これは起業あるあるで、今思えば、この「起業するために早く事業計画を決める」というところが間違っていましたね。本来は、やりたいこと(事業)を実現するために起業をする、のですが、私の場合は逆になっていて、起業するために事業を考えるになってしまっていました。
さすがに、時間の経過とともにこの間違いに気づき始め、とにかく行動せねばという判断に至ります。次回、②立上げ期(独立前)についてお話したいと思います。