これらの問題を一挙に解決することは難しく、なり手が減り続けており、技工の中で自動化が進めにくい分野(義歯など)の人材不足が顕在化していますが、これまでに述べた理由により勤務時間や待遇に充分な条件を満たすことができず雇用者被雇用者共々、業界が先細って行く将来が予想されます。
この状況でもすぐに崩壊しないのは自動化できる分野で自動化が進んでいることと、予防歯科が一般に意識されることにより一時期より「補綴」と言う分野で歯科にかかる患者が少なくなっているということがあります。しかしいずれかの時点で人手不足が限界をむかえた時「歯科技工士法」や国家資格そのものが改正され無理矢理対応させる
可能性が出てきます。
⑥へつづく
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