オリンピックなどの国際的なスポーツイベントなどで必ず話題に上る「ドーピング」。
ドーピングと言いますとステロイドや血液ドーピングなどが有名ですが、最近ではSARMと言う言葉も良く耳にします。
日本では、競泳選手の古賀さんがWADA指定の禁止薬物であるSARMが検出されて資格停止処分を受けました。
このSARMと言う薬物、日本のGoogleなどで検索しても、日本語の説明はごく僅かです。
しかし、この薬物、海外では非常にメジャーな薬物です。
特に近年、非常に盛り上がりを見せているフィットネス業界ではアマチュアを中心にこの薬物が異常な広がりを見せています。
日本ではあまり知られていない、SARM。今回はSARMの基本的な情報をお知らせしたいと思います。
=SARMとは=
SARMは基本的にステロイドと同じ作用で、アンドロゲン受容体を標的にして働きます。ただし、決定的な違いは、SARMはステロイドの様な副作用をおこしにくい様、設計されていることです。これは、それらが多くの副作用なしにステロイドのような利点を提供することを意図していることを意味します。
SARMの利点は次のとおりです。
=筋肉量の増加=
これは、SARMが非常に人気がある主な理由である利点です。
SARMは、除脂肪筋肉量を構築する能力を大幅に改善します。
=体脂肪の減少=
SARMは体の脂肪の損失を促進します。これは、SARMの最も人気のある理由の1つでもあります。
通常のダイエットでは、脂肪と同時に筋肉を失いますが、SARMを使用すると、
筋肉を得ると同時に脂肪を失うことができます。
=筋力(パワー)の増加=
SARMは、週ごとに体力を高めます。
力の限界を簡単に破ることができます。
これの素晴らしい点は、サイクルが終わった後もハードにトレーニングを続けている限り、これらの強さの増加のほとんどを維持できてしまいます。
=回復時間の短縮=
通常、筋トレをした場合、回復に48〜72時間を要しますが、SARMを使用すると、回復時間を約24時間に短縮します。このため、トレーニングを頻繁に行うことができ、筋肉痛も緩和されます。
★SARMの短所
SARMの長所について説明したので、短所を見ていきましょう。ステロイドとは異なり、SARMには脱毛、婦人科、ニキビなどの副作用はありません。SARMの唯一の副作用は抑制です。
SARMの短所は次のとおりです。
物凄く簡単に言いますと、男性版更年期障害の様な症状です。
この副作用は、決められた摂取量を上回った場合に出る様です。
以上、簡単ではありましたが、SARMの説明となります。
このSARMと言う薬物は、日本はもちろん、アメリカにおいても未承認薬物となりますので、購入の際は、人体使用目的ではなく、研究用として購入することとなります。
次回は様々ば種類のSARMについてご説明します!