一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 個人事業主の節税について

個人事業主にとって節税は、手元に残る資金を最大化するために不可欠です。主な方法として、まず所得控除の活用が挙げられます。青色申告特別控除(最大65万円)は非常に有効で、帳簿付けの手間を補って余りあるメリットがあります。他にも、iDeCoやつみたてNISAといった私的年金制度を活用することで、掛金が所得控除の対象となり、将来への備えと節税を両立できます。
さらに、経費を漏れなく計上することも重要です。事業に関わる支出は、通信費、交通費、消耗品費、地代家賃(家事按分)、福利厚生費など、細かく記録し、積極的に経費として計上しましょう。特に自宅兼事務所の場合は、家事按分を適切に行うことで、家賃や光熱費の一部を経費にできます。
小規模企業共済への加入も検討に値します。これは個人事業主の退職金制度のようなもので、掛金が全額所得控除となり、将来の事業廃止や引退時にまとまった資金を受け取れる制度です。
日々の記帳を正確に行い、税制改正の情報を常にチェックすることが、効果的な節税に繋がります。不明な点は税理士に相談するなど、専門家の意見も積極的に取り入れましょう。

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しょうえい

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