変形性膝関節症とは主に加齢の影響で膝の軟骨がすり減り、膝に強い痛みを生じる病気です。
病気が進行すると痛みは強くなる傾向にあり、日常生活に大きな影響を及ぼすようになります。
男女比は1:4で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。主な症状は膝の痛みと水がたまることです。
初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、正座や階段の昇降が困難となり(中期)、末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。
痛みが続く場合は手術の適応となり関節鏡視下手術、高位脛骨骨切り術、人工膝関節置換術などがある。
各メリット、デメリットはあるが疼痛軽減に伴い活動量などの増加につながるケースが多いが疼痛が継続してしまうケースもある。
リハビリにおいて手術になる前に筋力増強や減量指導などで疼痛緩和を目指す必要があるが、まだまだ予防の観点でリハビリを実施できているケースは少ないように感じている。
今後、術前リハが予防の観点から早期に介入できるシステムが必要だと思っています。