イグニッションコイル(※)の寿命は一般的に、新車から10年経過又は走行距離が15万キロに達した時と言われておりますが、日頃の走行状況等によりその寿命が変わります。気筒の数と同じ数が必要となり、同時に全て故障や寿命を迎える事は非常に珍しいですが、寿命や故障の前兆 予兆は存在します。いち早く変化に気が付くことが重要です。
以下は私なりの経験
①ノイズ、振動
アクセルを踏んだ際(エンジン回転数を上げた際)の異常振動、ノイズ増大、異常ノイズ。
②全体的なパワー低下
特に坂道が分かり易いとおもいます。アクセルを踏んでも日頃のフィーリングと異なるパワー、加速感。もたつき等。紙やすりを引きずる様な感覚。
③アイドリングの不安定
アイドリング中の回転数若干微動。
今回、総走行距離18万kmで交換し、新車のような滑らかな走りに蘇りました。また、燃費も体感1割程度向上しました。アクセルレスポンスも良好です。
今回更新したもの
イグニッションコイル3本
スパークプラグ3本
エアエレメント
部品工賃合わせて約5万円
今回、エアフロセンサー、o2センサー等は交換しませんでした。
振り返ると、運送で車両を使用するシビアコンディションの場合、10〜15万kmで交換した方が良かったと思います。スパークプラグの交換直後は芯がトガッており、パワーが増した、走りが蘇ったと感じますが、それは一時的なものであり、イグニッションコイルを更新しない限り根本的な解決につながりません。中古車を購入した際も交換基準に達している場合、速やかな交換をオススメ致します。
※イグニッションコイルとは、内燃機関において、バッテリーの電圧を数万ボルトに昇圧し、スパークプラグに火花を発生させるために必要な部品。