要件定義フェーズは一旦の区切りを迎え、無事に完了しました。関係各所との調整や、複雑な論点の整理など、密度の高い期間でしたが、大きな遅延もなく前進できたことに、ひとまず安堵しています。
来月からは設計フェーズへと進みますが、ここからが本格的な踏ん張りどころです。ディシジョンすべき項目や、実装に向けた事前検証の範囲が一気に広がるため、チーム全体の認識と判断の精度が一層問われてきます。
チームはかなり大規模で構成されており、自身の役割や判断範囲がまだ明確にイメージできていないメンバーも散見されます。そうした状況の中では、部分最適な判断が重なり、想定外のリスクが表面化することもあり得ます。
そのため、私は可能な限り現場を回り、火種を早期に拾い上げ、未然に手を打つようにしています。ただ、結果として「なぜか自分だけが燃えているように見える」場面もしばしばあり、やや複雑な気持ちになります。
とはいえ、プロジェクトの安定推進には、そうした地道な下支えが欠かせません。引き続き、先手を打ちながら次フェーズに向けた準備を着実に進めていきます。