アマルガムとは、銀・水銀・スズ・銅などを混ぜて作られた金属の詰め物で、かつて虫歯治療によく使われていました。耐久性があり、治療費も比較的安かったため、広く普及していましたが、近年ではほとんど使われなくなっています。
その理由の一つは、見た目が銀色で目立つこと、そしてもう一つが「水銀を含む」ことです。ごく少量とはいえ、体への影響を心配される方もおり、欧米では使用を制限する国もあります。
とはいえ、すでにアマルガムが入っているからといってすぐに外す必要はありません。問題がなければそのままでも大丈夫ですが、古くなって劣化している場合や、不安がある方は歯科医に相談してみましょう。除去の際は、通常麻酔した上で行います。
お口の健康が気になる方は、定期検診でしっかりチェックを受けることをおすすめします。