一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • テレビ番組制作の経費削減

テレビ業界は制作費の縮小によって、いろいろな部署で経費削減が行われている。

編集にも、その余波が押し寄せている。

僕が担当する番組は、通常ADさんが編集室に来て、素材が入ったHDDを持って来たり、編集室に来ないディレクターのパイプ役になったりする。

その他にも、原稿の作成やリアクションワイプやPRのオフラインなどの仕事がある。

その仕事をする為に編集室に来るわけだが、それにも当然のように人件費が掛かる。

それも削減しようという流れが出て来ている。

削減されるのは仕方ないが、ADさんの仕事を編集やディレクターで分担する必要がある。

編集としてはディレクターのパイプ役は指示書があれば必要ない。

素材HDDも事前に搬入してくれば、開始時間に居る必要はなくなる。その他の細々した物はメールで送ればよい。

あとはリアクションワイプとPRのオフラインだ。

PRの作成は演出に関わる事なので、編集としては手を出せない。リアクションワイプのオフラインに関しては、こちらで進める事は可能だ。しかし、いつもより作業時間が掛かるのは避けられない。編集室を使うお金とADさんの人件費を天秤にかけると、どうなのかは上層部しか分からない。

しかし、リアクションワイプのオフラインだけでも編集が負担をすればADさんもラクになるはずだ。

僕としては負担をしても構わないが、僕以外の編集がどう思うかは分からない。

編集として負担が増えるが時代の波だから仕方ないし、収入が増えると思えば納得できる。

これから先もっと経費削減の波が来たら負担も増えるわけだが、それに対応できるように準備をしていきたいと思う。

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渡邉 敬

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