今月も表題について、記載していきます。フロンは大気中で分解しにくく、地上で
放出されたフロンはオゾン層まで達します。そこで紫外線によって分解され、塩素原子が
発生します。この塩素原子が触媒となって、非常にたくさんのオゾンを分解します。
これによりオゾンの分解・生成のバランスが崩れ、オゾン層が減少し始めました。
大気中のCFC濃度は規制の始まった1989年以降は徐々に増加が鈍り、1990年代
半ば以降は、ほとんど変化がないか僅かに増加していますが、現在もオゾン全量は
少ない状態が続いています。