個人事業主として活動していると、「利益が出ているのに、手元にお金がない」という経験をすることがあります。これは俗に「黒字倒産」とも呼ばれ、帳簿上は儲かっていても、実際の資金繰りが回らない状態です。
✅ 例えばこんなケース:
クライアントに100万円の請求を出したが、入金は2ヶ月後。
その間に仕入れや人件費で50万円の支払いが必要。
手元に現金がなければ、借入れや遅延リスクが発生。
🔑 ポイント:
1. 利益≠現金:売上は帳簿に乗っても、入金がなければ使えません。
2. 資金繰り表を作る:月単位で「いつ・いくら入金されるか」「いつ・いくら出ていくか」を見える化しましょう。
3. 支払いサイトを意識:仕入れや外注費はなるべく支払いを後に、売上の回収はなるべく早く。
4. 最低3ヶ月分の運転資金を確保:事業が一時的に止まっても、固定費を払えるように準備しておきましょう。
💡 補足:クラウド会計を使おう
freee や Money Forward などのクラウド会計ソフトを使えば、資金繰りの見える化が簡単にできます。スマホでレシート登録、請求書発行もできて便利です。
このように、「稼ぐこと」よりも「お金を残すこと」に意識を向けることが、長く続く経営の第一歩です。