月報
所属鹿児島支部
名前森下健治
作成日2025年6月30日
未遠心検体搬送防止対策
【現状の課題】
一部施設において、遠心処理がされていない血清検体が搬送される事例が発生した。未遠心検体は検査結果に影響を与える可能性があり、検査精度と効率に支障をきたすリスクがある。
【原因分析】
医療機関側で遠心処理の有無が明確に共有されていなかった。
回収時の確認がルーチン化し、検体の状態に対する注意が不十分だった。
新人スタッフの理解不足による確認漏れ。
【対策内容】
1. 回収時に「遠心済」「未遠心」の確認を必ず行い、記録に残す運用を徹底。
2. 医療機関との連携強化:検体容器や依頼書に遠心の有無が分かるよう明示を依頼。
3. チェックリストの導入:検体回収時のチェック項目に「遠心確認」を追加。
4. スタッフ教育の強化:遠心処理の重要性について研修を実施。新人にはOJTで実例交えて指導。
5. 発見時の報告ルールを明確化し、迅速に検査部門へ連携できる体制を構築。
【今後の対応方針】
今後も定期的に検体搬送状況の点検を行い、未遠心搬送の再発防止に努める。また、医療機関との情報共有を密にし、回収業務の質向上を図る。