日本全国の接骨院(柔道整復施術所)の店舗数は年々増加傾向にあり、2020年時点では約5万店舗を超えています。これは2008年時点の約3.4万軒から約1.5倍に増加した数字で、全国的に高齢化や健康志向の高まり、開業のハードルの低さなどが背景にあります。一方で生存率は厳しく、整体・整骨院を含む広義の施術業界全体では開業から数年以内に9割以上が廃業するとも言われています。特に3年以内の生存率は約60%とされており、競争が激しく経営の難しさがうかがえます。国家資格である柔道整復師による接骨院であっても、集客力や差別化がなければ長期的な継続は困難とされ、成功するには地域ニーズの的確な把握と経営戦略が不可欠です。