ある日の午後、社内システムが落ちた。
慌ただしくSlackに「ログインできません!」のメッセージが飛び交い、
サーバ監視ツールは真っ赤な警告を出し続けていた。
正直、内心こう思っていた。「またか…」
でも、慣れてるフリして冷静な顔でログを見る。
アプリ層、ミドルウェア、DB、ネットワーク…
何もかも正常。だけど動かない。
そんなときは、たいてい予想の外側に答えがある。
調査の末、原因は「キャッシュの再構築処理で古い環境変数を参照していた」ことだった。
うん、そりゃ落ちるわ。
こういうとき、ふと思う。
人生もシステムも、動かなくなるときってだいたい**”気づいてなかった部分”**が原因。
表面的には元気そうでも、裏で古い価値観を使っていたり、更新忘れた思い込みがあったりする。
システムエラーと同じように、
人もたまに“再起動”して、自分の設定ファイルを見直した方がいい。
ちなみに今回の障害は、修正完了後に「自動テストを通したはず」が裏目に出たタイプだった。
人間も、慣れたルーチンの中にこそ盲点がある。
最後に。
エンジニアとして大事なことって、
技術力より「慌てず、状況を受け止めて、根っこを見る力」なのかもしれない。
システムも人生も、バグって当たり前。
一つずつ、デバッグしながら進んでいこう。