本書は物語形式でお金に関わる多くの教訓が書かれています。
例えば以下の事柄について述べられています。
本記事では参考のために「お金を増やすときの考え方と手順」の一部を要約してお伝えします。
本書では「お金の稼ぎ方」、「お金の守り方」、「お金の増やし方」について述べられています。
この三つの考え方を順に身につけることで、自身でお金を増やす方法を会得できると示唆されています。
「お金の稼ぎ方」では、「収入の一部を取っておく」ことを繰り返し勧めています。
毎月の収入から支出する割合を決め、残りは貯蓄として他の場所で管理すると良いそうです。
現在だと貯蓄用の口座で管理するなどになると思います。
「お金の守り方」では、リターンの大きい運用先のほとんどは危険に満ちていると述べられています。
投資させることを生業とする人や、お金の運用に明るくない人からの投資の勧めには注意した方が良いそうです。
また、投資は少額で始めて資産の守り方を学ぶのが賢明だとも述べられています。
最後の「お金の増やし方」については、自身のお金を賢明に運用している人に助言を仰ぐのが良いと述べられています。
具体的な増やし方については、本書内で述べられていませんでした。
私見になりますが、時代に応じて手法が大きく変わるため明言していないように思います。
本書は現在でもよく読まれている名著ですが、原著は100年近く前に初版が発行されています。
前の二項目を念頭に置きつつ、他の本などで情報収集することをお勧めします。