一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

フリーランスのグラフィックデザイナーとして、常に在宅でワークしておりますヨシダと申します。ペコリ。
職歴25年、フリーになって21年が経ちました。
フリーランスで独りで働いていると、一年のうちにどうしても忙しさの濃淡がついてしまいます。
忙しい時期と、暇な時期が極端に分かれているのです。
忙しい時期は、お昼ご飯も食べられない、お風呂に入る時間もない、寝る時間もとれない、というくらいですが、ひるがえって暇な時期となると、朝から晩まで電話も鳴らないメールも来ない、昨日も明日もやることがない、という塩梅なんです。
あまりに極端で毎度、辟易しています。
仕事がいつ(たくさん)舞い込んでくるか?は、これだけは不可抗力の神の見えざる手のお導きなので、ワタシの方では調整がつきません。
仕事がゼロで暇暇(ヒマヒマ)の週があったと思えば、何案件も同時に素早くこなさなくてはならない忙忙(イソイソ)過ぎる週もあるのです。というより、ハッキリ・キッパリ時期が分かれているように思います。
きっとおそらくこの偏りは、社会の動き、経済活動、季節の区切り、なんかに左右されてしまうのだと思います。
おおまかに言ってワタシの仕事は、企業の広告やPRなどをつくるのですから、企業や社会の経済活動に受注量が色濃く影響を受けるのは必然と言えるかも知れません。
働くべきときに働き、仕事がないときは休む、、、晴耕雨読とは言うけれど、ワタシの場合、「耕」していればお金になりますが、「読」していては一銭もなりません。毎月決まったサラリーがもらえるわけではないのです。
そのような感じで何年もこの仕事をしていると、暇と忙に季節的な区分があることが分かります。
1月
2月
3月
4月
↑年始、年度始めがらみの制作物、または新春気分一新で新年度版の広告やPRに差し替えたいというお考えの企業が多いのかも。そして決算前後でもあって発注が多い。
5月
6月
7月
8月
↑まずもって暇です。売り上げヤヴァイです。
もちろんお金が入ってこないのですから何もできません。小さく穴に入った穴熊のようにおとなしく暮らすしかありません。
ただし、8月は企業のお盆休みなどあるので、暇で仕事が少ないくせに、締め切りや納期がいつもより早まるのが嫌なところでもあります。(暇なので早い締め切りも対応できちゃいますw)
9月
10月
↑年間でもっとも忙しいです。必ず一回は身体を壊すほどです。必ず一回は発狂して仕事を辞めたくなるほどです。
年の売り上げの半分弱をここで稼ぎます。きっと企業の年末商戦に向けての経済活動が最も活発になるからだと踏んでいます。イベントごともここが最盛期です。ほんとうに他の月に分けてほしいこの忙しさ。
11月
12月
↑年内に間に合わせたい!という企業の事務的なご都合で受注があります。12月は人々の財布の紐がゆるくなっているらしく、企業様もここぞと広告・PR活動に熱が入るようです。
また、イベントごとの多い秋を冬まで引きずっている感じがします。
(春秋ほどの忙しさはありませんけどね。)
ワタシとしては秋の繁忙期で燃え尽き症候群みたいになって白化しているうちになんだか年末になっちゃうという感覚です。
という感じで、ワタシ、よく言えば晴耕雨読。悪く言えば極端な季節労働者、という感じでしょう。
21年間想い続けていることは、
「もっと仕事量が年間通してフラットにならないかな」
ということ。そんなことあったためしがないので、叶わない希望なのでありますが。
他のフリーランスの方々はどんなものなんでしょうかね。
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吉田 幸平

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