一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

ノートPCのジャンク修理物販は、一見すると魅力的な副業や商売に見えるかもしれない。

 

実際、オークションやリサイクルショップには安価なジャンク品が多く出回り、「直せば高く売れる」という発想は自然だ。

しかし、現実はそう甘くなかった。まず最大の壁は部品調達だ。

 

モデルごとに互換性や仕様が微妙に異なり、動作確認済みのパーツを揃えるだけでも手間と費用がかかる。

中古パーツは動作保証がないため、交換しても別の不具合が出るリスクも高い。

さらにノートPCは構造が精密で、分解や組み立ての難易度が高く、ネジ1本やケーブルの向きを誤れば起動しなくなることもある。

 

加えて修理後の販売においては、動作保証や外観の状態説明など、購入者の信頼を得るための対応が不可欠だ。

動作チェックや初期化などの作業も時間を要するため、時給換算では割に合わないケースが多い。

 

結果として、経験や在庫を持たない初心者が利益を出すのは難易度が高く、むしろ赤字になる可能性が高いジャンルといえる。

安易に飛び込むより、まずは周辺機器やパーツ単品の取り扱いから始め、修理スキルと仕入れルートを磨くのが堅実な道だ。

 

継続すればかなり良い商材ではあるが、それまでスキルが到達する時間を考えるとプリンターとビデオにコミットした方が良いと判断して他に効率よく稼げる商材をさがしてみようと思う。

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