前回に引き続き、②立上げ期(独立前)です。
今回は社会的信用という切り口でお話をしていきたいと思います。
前回説明したように、私はスピード重視で個人開業を選択しましたが、一般的には、法人と個人とでは信用に差が生じると言われます。例えば、クレジットカード、各種ローン、賃貸契約、銀行口座開設、ビジネス取引など。いわゆる与信です。
スピード重視で個人開業したと説明してきましたが、当然、これらの信用に関する問題リスクヘッジもしています。
・クレジットカード
会社員時代に申し込んだクレジットカードが複数あり、直近は新規に作成する必要がない
・各種ローン
今時点でローンを組んでいない、直近もローンを組む予定はない
・賃貸契約
プライベートでは、引っ越したばかりで直近は引越し予定はない(妻名義でも契約ができる)
仕事上も事務所等を構える必要がない
・ビジネス取引
開業手続き前にすでに仕事の目途をつけ、取引先と状況を合意済み
・銀行口座
必ずしも事業用口座が必要なわけではない(個人口座は複数もっている)
取引先とも事前に使用する銀行口座等についても説明、了承済み
個人は社会的信用が低く不便なことが多いようなことは言われますが、ビジネスにおいても普段の生活においても特段差は感じないというのが正直なところです。最近は、個人開業直後でもクレジットカードが作れますし、銀行口座もビジネス取引の契約書等を見せたところ、屋号入り口座をさくっと開設できました。
敢えて言うならば、資金調達(融資など)であったり、一般的には大企業との直接取引は難しいといったところでしょうか。私の場合、身体1つで仕事ができますので、先行投資はほぼ0円で資金調達の必要性もありませんでしたし、大企業と取引する必要性もないですから、法人でないとできないというようなことはありませんでした。
結果、法人である必要性がないので、個人開業をしたということになります。