一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

8月も終わりですが、まだまだ暑い日が続きます。
weathernewsの天気予報を見ると、オレンジのたマークが真っ赤なお日様マークに
変わっており、今日も暑いのかとウンザリしてしてしまいます。
私はフルリモートワークの為、今年のエアコン連日稼働日数は過去最長記録を更新中!
 
<今月の気になったニュース>
神奈川県は最低賃金が10月度より過去最大幅となる63円引き上げられ
時給1,225円に。
 
近年の人手不足や物価上昇による「働き控え」を解消するため、「103万円の壁」は
2025年度の税制改正によって大きく見直されました。
主な変更点は以下の通りです。
 ◯所得税の非課税ラインが引き上げ
  従来の「103万円の壁」が、最大160万円の壁に見直されました。
  これにより給与収入が160万円以下であれば所得税が掛からないことになる。
 ◯扶養控除の条件も緩和
  扶養控除の基準も変更され123万円まで扶養控除の対象となるようになった。
  但し、注意が必要なのは「103万円の壁」以外の「年収の壁」は
  引き続き存在している点です。
   ・106万円の壁:
      所定の条件を満たす事業所で働く場合、年収が約106万円を超えると
      社会保険(健康保険・厚生年金)への加入義務が生じ、手取りが減る
      可能性がある。
   ・130万円の壁:
      勤務先の規模にかかわらず、年収が130万円を超えると扶養から外れ、
      自身で社会保険に加入する必要が生じる。
 
壁が色々と有り過ぎて分かり辛いのに、細かい条件もあるため更に分かり辛くなる。
 
        所得税 住民税 社保 配偶者控除
  106万まで  無   無   無  対象
  123万まで  無   有   無  対象
  (社保は一部条件によっては有)
  130万まで  無   有   無  対象外
  160万まで  無   有   有  対象外
 
妻の職場では、改正内容をきちんと把握出来ていない人が多く、最低賃金の増加に伴い
扶養内で働く為に労働時間を削る人が多いそう。
人件費にも上限があるので新たに人を雇う事も出来ず、1人の仕事負担が多くなったと
愚痴っていました。
 
2025年度の税制改正により働きやすくなったように思われますが、色々と問題は
あるようです。
 

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森 友昭

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