一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 個人事業主が知っておきたい「家事按分」

個人事業主にとって、節税や経費管理の鍵となるのが「家事按分」です。これは、自宅を事務所として使う場合など、生活と事業が混在する費用を、事業用と私用に分けて経費計上する方法です。たとえば、自宅家賃や光熱費、通信費などが代表的です。

ポイントは「合理的な基準」を設定することです。家賃なら床面積の比率、電気代なら使用時間や設備の稼働状況、通信費なら業務利用割合などを根拠にします。基準があいまいだと税務調査で否認される可能性があるため、客観的に説明できる割合を決め、継続して適用することが重要です。

さらに、証拠を残す工夫も有効です。間取り図や使用時間のメモ、請求書の保管などを徹底すれば、後々安心です。家事按分を正しく活用すれば、節税につながるだけでなく、経費管理もクリアになります。

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