一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

はじめに

2019年〜2020年にかけて話題になったアニメ映画といえば、「天気の子」、「海獣の子供」などの名作の数々が上げられますが、私が見た中でぜひともおすすめな映画をご紹介します(^-^)

「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」
公式サイトはこちら

日本語版予告編

まるで絵画のようなアニメーション

予告編を見ると分かるのですが、このアニメ「枠線がない」のです!また、全編2Dアニメーションで人物から風景までパステル調の繊細な色合いで描かれているので、まるで「絵画を見ている」ような感覚で楽しめる映画になっています。
また、各キャラクターの動きも細かく、主人公のサーシャが船上や氷上を駆け巡る様子がアニメとは思えない位リアルさを感じさせてくれます。
映画館で購入したパンフレットです。まるでパステル画のようなカラフルな色彩ですね(^ ^)これが、バンバン動くんですって!

Flashアニメとは?

本作品は、制作ツールとしてAdobe社のFlash(現Animate)というソフトが使われています。まず、そもそもFlashアニメとはどのようなものでしょうか?
代表的なものでいうと、「秘密結社 鷹の爪」のような平たく濃淡のはっきりした画が使用されているものがあります。学生さんでも手軽に使えて直感的に操作できることから、短編から長編まで多くのFlashアニメーション作品が制作されてきました。(私もFlashはかなり好きで、お絵かきツールとしてもよく使用していました)

本作品は、2016年の東京アニメアワード受賞時、こちらのページで紹介されていました。
「『Long Way North』を公開してよ」
https://www.ae-suck.com/amazing/archives/000694.html

当時はジブリの高畑勲監督も注目しており、日本公開が待望されていました。

そして数年経った2019年、日本公開が実現されました!@東京都写真美術館

ちなみに、日本公開になった際に下記の記事で紹介されていました。
「日本公開『ロング・ウェイ・ノース』」
https://www.ae-suck.com/amazing/archives/000885.html

こちらの記事の「Flashを使った理由」では、絵コンテから仕上げまで一貫してFlashが使用されており、アーティストが描いたストーリーボードのニュアンスがアニメーターにまで引き継がれているとのことが書かれていました(^○^)なるほど、アニメーションチームの中で細かいディティールまで共有するには、一つのソフトで共有した方が伝わりやすいですね♪

数々の賞を受賞!

■東京アニメアワードフェスティバル2016 コンペティション部門グランプリ
https://animefestival.jp/ja/award/competition/archive/

ジブリの高畑勲監督が本作の応援スピーチにも登壇されており、日本公開を熱望していました♪

■第23回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門優秀賞
https://j-mediaarts.jp/award/single/long-way-north/

つい先日日本科学未来館でも上映されていたとのことでした(行きたかったな〜(>_<))

最後に

「ロング・ウェイ・ノース」は、国内の熱いファン達の期待や要望が日本公開まで後押しされたとのことで、一つの映画がまた世に放たれて多くの人の心を動かすところがとてもすごいところだと思っています。
こちら、年内にDVD&ブルーレイの発売予定のあるとのことです(*≧∀≦*)
映画館で見逃してしまった方、あの感動のシーンをもう一度(ならず、何度でもリピートしたい)という方は、ぜひ購入してご覧になってはいかがでしょうか。

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